活動報告

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2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。

また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。

藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。

皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

日本臨床歯周病学会 第39回年次大会に参加、講演してきました

日本臨床歯周病学会 第39回年次大会

2021年7/10~25日に、Webで開催された日本臨床歯周病学会・第39回年次大会に参加、講演してきました。
大会のメインテーマは「歯周治療から始める健康長寿への道」で、歯周病治と密接に関わりのある糖尿病や心臓病、誤嚥性肺炎、慢性腎臓病など・・様々な全身疾患との関わりについての今わかっている学術的な見解についてのセッションがありました。歯を喪失すれば全身への悪影響は避けられず死亡率も高くなることを考えると、歯周病を予防して「歯を保存する」ことは大切なことが良くわかります。
もう一つ興味を引いたセッションが人生100年時代の基礎疾患と歯周病についてです。超高齢社会では疾患が多様化しているにもかかわらず死因の第一位は癌、続いて心疾患、脳卒中と、50年ほど前からほぼ変わることがなく、一方で、要介護になる原因の第一位は認知症、続いて脳卒中、高齢による衰弱で、いずれも3位以内にランクインしている疾患が脳卒中です。脳卒中は死因であり、命を取り留めたとしても後遺症による生活機能が低下してしまう疾患でもあります。脳卒中はもちろん、どの疾患も歯周病と密接に関わりのあるもので、歯周病ケアがどれだけの健康維持に関わるかが理解できますし、摂食嚥下障害の際は、それぞれのステージに合わせた歯周管理の提供が必要となってきます。
そこで藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは、2022年4月より訪問歯科部門を立ち上げ、歯科麻酔科医による摂食嚥下評価やお口から食事が摂れるようなサポートを提供していきます。

そして今回の年次大会には、歯科衛生士の北田さんが関東支部からポスターセッションにエントリーさせていただき、当院で行ってきた特殊な歯周病患者におけるアプローチの方法について発表させていただきました。難治性の歯周疾患(完治の難しいと言われている歯周病)で、原因がわかっていないため決め手となる治療方法が存在しないのですが、その中で、できる歯周病ケアを行って、良好にメンテナンスさせていただいています。
有名な先輩歯科衛生士の方々とディスカッションする機会にも恵まれ、私も含めてとても勉強になる貴重な経験となりました。またそれだけでなく、北田さんの発表が「優秀ポスター賞」を受賞したのです!!

藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターにご勤務いただく歯科衛生士の活躍が嬉しく、本当に誇りに思います。これからも、そんな優秀な歯科衛生士と共に、皆さまに最適な歯周病治療を提供してまいりたいと思います。

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