活動報告

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2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。

また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。

藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。

皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

第48回日本歯科麻酔学会総会・学術集会のシンポジウムで講演させていただきました

第48回日本歯科麻酔学会総会・学術集会のシンポジウム

10月4日(土)~5日(日)に徳島県・徳島市で開催される第48回日本歯科麻酔学会総会・学術集会のシンポジウムで講演させていただきました。私が担当するセッションは「静脈内鎮静法、何を求めるか、何が求められるか」というシンポジウムテーマで、大学病院に所属される歯科麻酔科医と、開業医における歯科麻酔科医の代表として私の2名での講演です。本来であれば徳島で学術集会の開催予定でしたが、日本および世界情勢を踏まえてオンラインによるオンデマンド方式でのWeb開催に変更となり、事前の9月22日にZOOMを活用したオンライン講演を収録するという流れとなりました。日本歯科麻酔学会としてはもちろん、私個人としてもはじめての試みで、とても緊張しながら自分のPC画面についているカメラに向かっての講演です。私が学会に提出した演題タイトルは、「安全で快適な歯科医療を届けることができる静脈内鎮静法」で、「―持続可能な臨床歯科麻酔学の発展を目指して―」をサブタイトルとして提出させていただき、私はもちろんCDAC(臨床歯科麻酔科医のグループ)が考える取り組みについてお話しさせていただきました。日本における歯科治療に恐怖心を有する患者さんは11.3%というデータが2020年の論文に示されましたが、私が大学院生だったおよそ20年前は400万人程度といわれていた時代から、3倍を超える1400万人にも上る結果です。歯科治療が苦手とか、痛みに弱いといった患者さんは、静脈内鎮静法という麻酔方法を利用すれば、眠ったような感覚で快適に歯科治療を受けることができます。しかし専門的な知識と技術を兼ね備えた日本歯科麻酔学会の認定医や専門医は全国に1600人程度しかいないばかりか、ほとんどの歯科麻酔科医は大学病院や専門的医療機関に在籍していることを考えると、開業医において静脈内鎮静法下に歯科治療を受けることのできる医療機関は限られた数しかありません。そこでCDACでは患者さんが直接、歯科麻酔科医に相談できる窓口をHPに設置して、歯科治療に恐怖心があるとか無痛歯科を希望する患者さんがそれぞれの地域で「静脈内鎮静法」を受けられる歯科医院を検索できるサイトを開設しております。これからも歯科麻酔学の大切さを歯科医師の先生方はもちろん、その先にいる患者さんに知って頂く活動を、私のライフワークとしてこれからも進めていきたいと思います。

第48回日本歯科麻酔学会総会・学術集会のシンポジウム

藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは、今年1000件を超える静脈内鎮静症例数となり、本当に多くの患者様がお見えになっていただきました。大学病院でも400~600件程度であることを考えると、一人の歯科麻酔科医で行っている症例数としては日本でもトップクラスです。歯科麻酔科医として、これからも歯科治療に恐怖心がある、無痛歯科を希望するという患者さんに「安全で快適な歯科治療」を提供していきたいと思います。

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