活動報告

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2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。

また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。

藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。

皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

第49回日本口腔インプラント学会学術大会に参加、講演してきました

第49回日本口腔インプラント学会学術大会

2019年9/20-22に、福岡国際会議場で開催された第49回日本口腔インプラント学会に参加、講演してきました。
今年のメインテーマは、「インプラント治療が拓く未来 -スキルとテクノロジーの融合-」と題して、3日間にわたり、専門医教育講演や、特別講演などの多くのプログラムが組まれていました。私たちが日常生活を送っている中でも、手紙がメールに置き換わるなど・・ペーパーレスが進みデジタルデータのやり取りが増えています。歯科領域においても、歯の印象(歯型をとること)をとって、模型を製作し、セラミックスクラウン(セラミックスの被せもの)を作成するという一連の流れが、今となっては、光学印象(デジタルスキャン)で歯の形を画像として撮影し、模型を製作することなく、データを歯科技工所に送って、バーチャル空間(PC画面を見ながら)で理想的な歯の形態を製作すると、CAD-CAMによるセラミクスを削り出す機械で数分後にはセラミックスの歯ができてくるという時代に変遷していますが、そんなデジタルワークフローの今現在できることと将来展望に関する講演を拝聴してきました。まだまだ課題も多く、今すぐデジタルに置き換わるものではないですが、近い将来、電車に乗る時は切符を購入して改札を通過していた時代から、スイカをタッチして改札を通過する時代に代わったように、歯科領域でも様々なデジタルテクノロジーを活用した流れに大きく変わっていく時代の流れを肌で感じることができました。藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでも、光学印象(デジタルスキャン)に関しては、2020年あたりに導入を進める予定で、海外でのセラミックスクラウンやインプラント治療での先行活用されている臨床現場を見てきたいと思います。

第49回日本口腔インプラント学会学術大会

一般社会もそうですが、私が歯学部の学生の時は社会の変化や技術革新(テクノロジーの変化)は4~5年くらいで一巡する感覚でしたが、今では1~2年もすると、大きく変わっていく時代の速さの中で生活しています。歯科医療に目を向けると、新しい技術が最も優れているわけではないですが、臨床応用され、治療成績が従来の歯科医療技術と比べて優位性が見いだされるようであれば、積極的に藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターにも導入して、皆様に最適なインプラント治療はもちろん歯科医療の技術提供できる環境を整えていきたいと考えております。

第49回日本口腔インプラント学会学術大会

最後に、自身の講演では7~8年前から藤沢歯科で取り組んできた手術侵襲の少ない上顎臼歯部へのインプラント手術方法に関する講演をさせていただきました。数年ぶりに再会する歯科医師や、大学院生時代にとてもお世話になった先生方とお話しする機会に恵まれ、たくさんの質問を頂き、私もたくさんのアドバイスを頂戴する講演となりました。いつも思うことですが、講演する私自身がいちばん勉強になり、今後の自分が取り組むべき課題を感じながら、学会が指し示す歯科医療がどの方向に進むのかといった路線から大きくずれることなく、インプラント治療はもちろん、歯科医療技術の研鑽に努めていきたいと考えております。

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