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2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。

また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。

藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。

皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

日本臨床歯周病学会 第84回関東支部教育研修会に参加、講演してきました

日本臨床歯周病学会 第84回関東支部教育研修会

2019年8/25に、東京・秋葉原で開催された日本臨床歯周病学会・第84回関東支部教育研修会に参加、講演してきました。
大会のメインテーマは「始めよう包括的歯周治療」で、歯周治療を行う上で歯科衛生士とのチーム医療や最新の歯周組織再生療法など、どれも大切なのですが、第一回となる今回は、診査診断のポイントにフォーカスしてシンポジウムが組まれました。今回は、私と同世代でとても優秀かつ臨床の上手な先生と、私が勝手にメンターだと思っている歯周治療でとても有名な先生と、私の3名でセッションさせていただき、私からは「良くわかる実践的歯科麻酔学 -安全で快適な歯周・インプラント治療をめざして-」というタイトルで1時間の講演をさせていただきました。ふだん学会などで、「歯科麻酔学分野」に関する講演はしてこなかったのですが、時代背景もあって、従来であれば抜歯して入れ歯にしましょうか。という治療選択が、今では、歯周病の手術(歯周組織再生治療など)を行えば、歯の保存ができる時代になってきましたし、抜歯して入れ歯にせざるを得ない場合でも、インプラント治療によって咀嚼機能の回復ができる時代に変わってきました。

日本臨床歯周病学会 第84回関東支部教育研修会

また、治療を行う年齢的な背景も、私が大学病院に在籍していた20年前は60代後半~70代の方では、あと寿命がこのくらいだから、あまり積極的な治療をするのではなく入れ歯で大丈夫です・・といった患者さんが多かったように思いますが、今現在では、入れ歯では食事ができないので、インプラント治療でしっかり噛めるようにしたいです。とか、歯周病を放っておくと認知症になってしまうリスクが高くなるので、歯周病予防のための治療をきちっとしたいです・・など、同じ60代や70代の年齢にもかかわらず、活動年齢は10~15歳くらい若く、健康に気を使われる方が多くなったように感じます。そんな中、歯周病やインプラント手術を行う上で、不安や緊張、痛み、麻酔薬などによる影響は、体にとってはなんらかの生体応答を引き起こすため、「歯科麻酔学的な配慮」が医療安全のためにもとても大切です。

日本臨床歯周病学会 第84回関東支部教育研修会

中でも、静脈内鎮静法と言われる無痛点滴麻酔は、患者さんは眠っているうちに手術や歯科治療をおえることができますから、患者さんからのニーズが高く、藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは年間700件程度の静脈内鎮静法を行っております。私たち歯科医師にとっても、患者さんにとっても、安全で快適な歯科医療にとってかかすことのできない麻酔方法ですから、そんな藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでの取り組みと、どのような歯科麻酔学的な配慮をしたらよいかについて、診査診断の大切さにポイントを絞って歯科医師や歯科衛生士の方にお伝えし、最後に全国で静脈内鎮静法が活用できるCDAC(Clinical Dental Anesthesiologist Club)の活動事業について講演させていただきました。講演はたいへん好評だったようで(※自分で言うなとつっこまれそうですが)・・何名かの先生方から、他の研修会や学会での講演依頼を頂戴しました。CDACの活動も、今年で3年目に入り、11月からは患者さん向けのホームページが開設されます。藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターで取り組んでいる、静脈内鎮静法などの歯科麻酔学の大切さと重要性を、開業医の先生はもちろん、その先にいる患者さんに伝えていきたいと思います。

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