活動報告

藤沢歯科 > 活動報告 > 第15回関東歯内療法学会学術大会

2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。

また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。

藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。

皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

第15回関東歯内療法学会学術大会に参加してきました

第15回関東歯内療法学会学術大会2016年2/11に、東京・上野で開催された第15回関東歯内療法学会学術大会に参加してきました。
本大会のメインテーマは「MTAセメントをよく知ろう」で一日を通じて様々なセッションが組まれていた。MTAセメントとは、主に歯の神経の治療(根幹治療)で使用するMineral Trioxide Aggregateという主成分がケイ酸カルシウムの特殊な薬剤で、実際の歯科臨床では歯の神経を保護する直接覆髄法で使用したり、逆根管充填といって、歯根の先に病巣が出来た際の外科的歯内療法への応用、そして、歯の根に穴が開いてしまうような穿孔症例に対して臨床応用しています。MTAセメントは強アルカリ(pH12)による殺菌作用、Caイオンの放出などの効果により組織を刺激することなく硬組織形成能があるため、歯の神経に近い部分での使用や、根の先の病巣に対する効果が期待できるだけでなく、その封鎖性が良いことから、歯内療法用のシーラーという薬剤としての働きや穿孔部へのリペアに向いているということになる。これまでの薬剤の特徴としては、殺菌効果を望めば生体に対する刺激が大きくなり、生体親和性を望めば、操作性が悪く、封鎖性も望めない薬剤しかなかったが、MTAセメントは、先に記載したような抗菌効果があるだけでなく、生体適合性を有し、封鎖性の高く、かつ、操作性の良い臨床評価の高い薬剤である。まだまだ様々な歯科における臨床応用が可能になる生体材料なだけに、その特性を整理し、歯科臨床に取り入れる必要がある。

どんなに優れた生体材料だとしても、正確な診査・診断のもとで適切な治療が行われない限り治療結果は得られないことから、藤沢歯科ぺリオ・インプラントセンターでは、歯内療法(歯の根の治療)におけるマイクロ(顕微鏡)とCTを組み合わせた診査・診断を基本とし、必要に応じてMTAセメントを応用しながら歯の保存治療に努めていきたいと考えております。

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