活動報告

藤沢歯科 > 活動報告 > 第4回日本歯周病学会関東9大学・日本臨床歯周病学会関東支部合同研修会

2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。

また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。

藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。

皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

第4回日本歯周病学会関東9大学・日本臨床歯周病学会関東支部合同研修会に参加してきました

第4回日本歯周病学会関東9大学・日本臨床歯周病学会関東支部合同研修会2015年3/8に、東京・日本大学で開催された第4回日本歯周病学会関東9大学・日本臨床歯周病学会関東支部合同研修会に参加してきました。
1年に1度、大学病院歯周病科に在籍する先生方と、臨床歯周病学会の会員が集い、お互いの垣根を超えて、歯周病治療に関するディスカッションができる学会である。今回の特別講演は「歯周病患者におけるインプラント治療を考える」と題して、インプラント治療における生物学的配慮にフォーカスをあてた講演となった。インプラント治療そのものは、安全で永続性の高い欠損補綴の一つの治療方法である。しかし、プラークの存在はインプラント周囲に歯周病と類似した特徴を持つインプラント周囲炎を発症することが知られ、その原因として歯周病のリスクファクターである喫煙や糖尿病、そして歯周炎の存在自体がインプラント治療のリスクファクターになりうると報告されている。一方で、歯周炎患者においては、適切な歯周病治療と術後メインテナンスを行うことで、インプラント治療の生存率が向上することがディスカッションされ、さまざまな症例を通して、手術やメインテナンスにおける留意点や生物学的な配慮に関するポイントの解説がなされた。中でも、睡眠時ブラキシズムといって、寝ている間の歯ぎしりは、天然歯であれば、歯周病が重度に進行することが知られており、これはインプラント補綴部位においても同じことがあてはまり、インプラント周囲の炎症の付加的因子になることが示唆されている。わずかな細菌感性が、歯ぎしりという強い外傷が加わると、天然歯やインプラント周囲の歯槽骨にダメージが加わり、炎症が深部へ波及してしまうというもので、プロテクションスプリントという専用のマウスピースでコントロールするべきであるという結論であった。

藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは、歯周病治療はもちろん、インプラント治療終了後のメインテナンス治療において、睡眠時ブラキシズム(歯ぎしりや食いしばり)から歯や顎関節を守る『プロテクションスプリント』を製作し、皆様に使用していただいております。天然歯はもちろん、インプラント治療においても、適切な噛み合わせのコントロールが、治療を長持ちさせるうえで、とても大切になってきます。

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