活動報告

藤沢歯科 > 活動報告 > 第19回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナー

2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。

また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。

藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。

皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

第19回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナーに参加してきました

第19回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナー2015年1/11に、東京・虎の門ヒルズで開催された第19回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナーに参加してきました。
今年のテーマは「天然歯を守るための知識と技術」と題して、各分野の専門医が天然歯の保存にフォーカスをあてた講演となった。天然歯の80%は、齲蝕と歯周病によって抜歯にいたるというのは、日本でも世界各国でも、同じような統計結果が出ており、齲蝕と歯周病の進行をどうすれば防げるのか?ということが、重要な課題となるわけである。予防歯科の先進国であるスウェーデンにおけるカールスタッドスタディに、ヒントがあるようだ。そこでは、すべての齲蝕に対して治療介入し、被せものと歯に隙間がないように口腔ない環境を改善した後に、①1年に1回のみの検診を受けるグループと、②専門の歯科衛生士が3か月に1度のメインテナンスプログラムを行ったグループに分けて、3年間調査した結果、その後の歯の治療介入に至った本数に明らかな差がでたと報告している。1年に1回のみの検診グループでは、4本程度の治療介入があった一方で、専門の歯科衛生士による3か月に1度のメインテナンスプログラムを行ったグループでは0.3本の治療のみで、その差が10倍にもなったという報告であった。また、この専門の歯科衛生士によるメインテナンスプログラムを受診したグループを、「歯の喪失率」という側面から検討すると、実に0.02本/年の歯の喪失率になるという結果であった。これは、100年に2本の歯を失うという計算になる。天然歯を守るためには、適切な歯科治療を行うことはもちろん重要な側面だが、それ以上に、治療後の「3か月に1度の専門的の歯科衛生士によるメインテナンスプログラム」が大切かということが理解できる報告である。

藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは、適切な歯科治療をうけていただくことはもちろんですが、治療したらそれで終わりということではなく、せっかく治療した歯がなるべく齲蝕にならないように、あるいは歯周病が進行しないよう、治療が一段落した後の「専門的な歯科衛生士による予防プログラム」を受診していただきたく思います。今年前半は、昨年に引き続き、「歯周病治療」に関する学会や研修会を中心に研鑽を積んでおります。また新しい情報や知識を皆様に提供できるよう、チーム一同臨床に携わってまいりたいと考えております。

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