活動報告

藤沢歯科 > 活動報告 > 第56回秋季日本歯周病学会学術大会

2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。

また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。

藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。

皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

第56回秋季日本歯周病学会学術大会に参加・発表してきました

2013 Oral B Extreme Meeting2013年9/22に、群馬県・前橋市で開催された第56回秋季日本歯周病学会学術大会に参加・発表してきました。
本学会のテーマは、「先進医療と口腔ケア」であり、中でも歯周病治療における先進医療は、めざましい発展を遂げている分野です。今回の特別講演では「歯周再生療法の臨床的コンセプト」と題して、歯周病治療におけるまったく新しい治療方法となる、サイトカイン標的療法と細胞治療に関する最先端の講演を聞くことができた。サイトカイン標的療法とは、関節リウマチ患者における治療方法で先行している分野で、今まで、抗リウマチ薬やステロイド製剤、NSAIDsが関節リウマチの治療薬として使用されてきたが、炎症性サイトカインである腫瘍壊死因子(TNF)やインターロイキン6(IL-6)レセプターを直接阻害する生物学的製剤を使うことで、関節リウマチの治療効果を格段にあげることに成功している。実は、歯周病においても、このTNFとIL-6の過剰反応が、重度歯周病を引き起こすことが知られており、IL-6、TNF阻害薬の使用によって、歯周組織の破壊レベルや炎症レベルが概ね改善することが実験的にわかってきた。サイトカイン標的療法については、今後の新たなトレンド、あるいは、パラダイムシフトとなりうる治療方法であることから、安全性や有効性が確認取れた段階で、藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでも取り入れていく予定である。
2013 Oral B Extreme Meetingまた、細胞治療に関しては、歯根膜細胞と骨膜細胞を培養し、重度歯周病で侵襲された歯周組織を再生させるという新しい治療コンセプトである。こちらも同様、近い将来、皆様に臨床応用できると考えております。 一方、今回の学会発表では、藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターで行ってきた治療コンセプトについて、歯科衛生士セッションで発表させていただいた。彼女は歯科衛生士歴2年6ヶ月と、まだまだ若手でかつ初めてのポスターセッションであるにもかかわらず、しっかりとした発表を行ってきた。発表を通じた自己研鑽と、また多くの歯科医師や歯科衛生士からの質問に適切に対応し、様々なアドバイスを受けて、歯科衛生士としてのステップアップになったのではないかと思います。藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは、歯科医師と歯科衛生士が高いレベルでチーム医療を実践し、歯周病治療はもちろん、皆様のお口の健康をサポートしてまいりたいと思います。

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